ぬるぽを見かけたら 全力でぶっ叩くのみ


by Denullpo Smasher Hammerson
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PCがNHK契約対象になるというデマ

放送法改正の話で騒がれだしたようなので、レッツ啓蒙。
携帯やカーナビはもちろん、今年の夏の終わりまでには、ケーブルテレビだろうと、ネットにつながっているだけのパソコン(テレビ機能無し)だろうと、とにかくNHKからの映像が見えてしまうものを持っているやつら全員から、ごっそりと受信料を巻き上げることができるようになる。


ここの部分が大間違いなんですな。解説は後述。
こういった勘違いにより、自分が対象になってしまうと錯覚する。さらに、この話が
広まることで錯覚する人がどんどん増えていくわけ。それで得するのは、この錯覚に
便乗して稼ごうとするシトタチ。(早い話がNHKの拡張員ね)

本当は契約義務がないのに、契約義務があると錯覚して契約してしまう。
そうならないように、事実を確り把握しておきましょう。
そして、余計な強要をされないように理論武装しておきましょう。

結論からいうと、

・携帯電話
 → 対象外です
・カーナビ
 → 車内に設置するタイプに限り、契約義務あります(因みに改正前でも同じ)
   取り外して持ち運べるタイプであれば、扱いは携帯電話と一緒。
・PC
 → ライブの受信が使用目的に含まれていない限り、対象外です。
   ノートPCであれば対象外と言い張ることはできるかも。




[資料]
放送法
放送法等の一部を改正する法律

・放送の定義改正について
第二条第一項第一号中「無線通信の送信」を「電気通信(電気通信事業法(昭和五十九年法律第八十六号)第二条第一号に規定する電気通信をいう。)の送信(他人の電気通信設備(同条第二号に規定する電気通信設備をいう。以下同じ。)を用いて行われるものを含む。)」に改める。

改正前はどうなっているのかというと
「放送」とは、公衆によつて直接受信されることを目的とする無線通信の送信をいう。

ここの"無線通信"が"電気通信"になることで、無線だけでなくインターネット等でも
放送として扱われることになる。…っと、ここだけを拾ってきてパニクっている御様子。
だがオチツケ。"公衆によつて直接受信される"という点を無視してはならない。
これには
・公衆→不特定多数が受信できる形態
・直接→他のどこも経由されずに受信できる形態
の2つの意味がある。
つまり、従来のTVのように送信者が送ったものをダイレクトに受信する形態が
放送であるという点までは改正前と変わっていない。
なので、よく例に挙がってくるYouTubeについては、放送には該当しません。
アップロード側も視聴側も1対1だからね。
ここで、新176条4項が引っかかっている人もいるようなので付け加えておく。
第一項の規定にかかわらず、第六十四条の規定は、同項の規定の適用を受ける放送であつて、協会の放送を受信し、その内容に変更を加えないで同時にその再放送をするものについても適用する。

これはNHKの放送を誰かが中継して放送したものを受信できるとNHKの
契約対象になるぞということだが、あくまで"放送"且つ"同時"での話。
NHKがYouTubeにアップロードすることは放送ではないし、
ユーザ操作に応じて任意の位置からストリームされる形態も放送ではないし、
サーバに保存されている動画を拾ってくる形態は同時ではない。

…なんですが、Ustreamのようなライブ系のサービスは放送に該当するように
なります。ここで、"じゃーやっぱ契約要るの?"ということになってきそうですが、
まーオチツケ。

以前も書いたけど、NHKとの契約義務が記されている旧32条には、
但し書きがついており、この部分は変わっていない。
ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であつて、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。

要は、"多目的でPC使ってるけど放送の受信になんか使わねぇよセニョール"
な御仁は、拡張員が来てもそう言い張ればよい。ただし、先ほども書いたように
Ustreamのような放送に該当するサービスを受信側で利用している場合は
契約対象に含まれるので悪しからず。

・ワンセグ端末が対象になるかという話
これについては、今回の法改正とは直接関係ない。改正前でも扱いは同じ。
"多目的で携帯使ってるけど放送の受信になんか使わねぇよセニョール"
と言い張る作戦でもいいんですが、もっとロジカルに通用するネタ。
前に書いた記憶あるんですが、記事見つからなかった。
(たぶん、つぶろぐで書いたやつまとめてない)
旧2条2の2の6
「移動受信用地上放送」とは、自動車その他の陸上を移動するものに設置して使用し、又は携帯して使用するための受信設備により受信されることを目的とする放送であつて、人工衛星の無線局以外の無線局により行われるものをいう。

・陸上を移動するものに設置
・携帯して使用するための受信設備
に分けてあるんですね。据え置き型のカーナビなんかは主に前者で、
携帯電話なんかは後者。カーナビでも近年よく見かけるポータブルタイプの
やつは後者。
で、旧32条(新64条)では
協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。

この"設置"がポイントなんです。
携帯型端末を持っていることは設置に含まれないので、携帯電話で
ワンセグ受信できても契約義務の対象にはならないことを示している。
そんなわけで、ワンセグ端末持ってることで契約を強要する拡張員の話は
よく聞くんですが、本当は契約対象ではないのです。

・Ustream見てるだろうとか難癖つけられたら
証拠揃えて裁判所へどうぞと。
立証責任は、NHK側にあります。


とりあえず、煽られてパニクるのが一番よくないということで。
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by denullpo | 2011-03-20 13:30 | ちょいマジ