ぬるぽを見かけたら 全力でぶっ叩くのみ


by Denullpo Smasher Hammerson
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神奈川県西部~静岡県東部の線量測定に行ってきた

1箇月ほど前、地元の広報で茶葉の放射性物質検査結果が載ってたです。
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暫定規制値超えの小田原市と南足柄市は静岡県に接するところ、
次いで中井町は小田原市の東隣、松田町と山北町は小田原市の北1つ飛び。
このうち中井町以外は雨雲がぶつかり得る高さの山があり、中井町にも
標高300mほどの山があるので、かするぐらいはする。
茶園ってのは大抵こういった山地にあるわけで、茶葉から検出された
セシウムは雨雲で運ばれてきたという仮説を立ててみた。
これなら、先に挙げた2市3町に囲まれた谷間の開成町,大井町と
盆地である秦野市の検出量が低いという辻褄は合う。
雨ってのは雨雲のうちほんの一撮みでしかないので、降ってくる雨に
混じる不純物もまたほんの一撮み。だが、山にぶつかったらその部分は
ほぼ完全に吸収される。その位置にある畑はもろに影響を受けるし、
より高い山なら上から流れてきたりもする。
が、同じ山でも、裏側なら比較的影響は少なくて済む。
茶葉のセシウム騒ぎは隣の静岡でも起こっているが、一番怪しそうな
御殿場市がシロってのもおそらく同様の理由であろう。

というわけで、線量計が手に入ったのでちょっと調べてみた。
[ガイガーカウンター 米国DoseRAE2 PRM1200 高性能放射線測定器]
(シンチレーション方式なので厳密にいうとガイガーカウンターではないんだけど)
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この機種はγ線,X線が対象で、α線,β線は検出されない。
単純に外部被曝の度合いを調べるのが目的な場合では、皮膚を透過しない
α線,β線を対象に含めることはかえって邪魔になる。
また、線量計では"どっかの線源から放射線が到達した"程度の情報しか得られない。
線量計を線源に近づけても、それにどれだけの放射能があるかまでは判らない。
何故なら、線源から出る放射線がどっちに飛んでいくか決まっていないからである。
その放射線が線量計のセンサに向かって飛んで来ない限り、カウントされないのだ。
逆に、センサに引っかかった放射線がどっちから来たのかも特定できないので、
その線源に関する情報は類推で補うしかない。
(このあたり、マインスイーパー的な感覚が近いかもしんない)
線源が空間内に散らばってたり、地中に広がってたりならセンサの方向に飛んでくる
確率も高くなるので目安にはなるだろうが、点線源の放射能を調べたいときは
それに適応した機材が要るので悪しからず。

なお、測定値は機種によって差があるので、ここに出ている数字を絶対的に
判断するのは正しいとはいえない。誤差を織り込むために、相対的に判断しましょう。

因みに先日、ロマンスカー車内で確認した値は
新宿:110nSv/h 町田:50nSv/h 秦野:30nSv/h
と、ほぼ事前情報通りの結果。
ならば、電車に乗ったままでもある程度は把握可能と判断して移動中も各駅で
測ってはみたのだが、この機種は急激な線量変化を調べるには向いてない模様。
駅で止まっている間に値が確定することは期待できないので、値が上昇したときは
より高い線量、下降したときはより低い線量である可能性がある。




スタート地点は秦野から。
前日の雨のせいか、今日の線量は60nSv/hと高め。
ここからまず小田原に向かう。
秦野:60 → 渋沢:50 → 新松田:40 → 開成:40 → 栢山:30 → 富水:30 → 螢田:30 → 足柄:30 → 小田原:40
(単位はnSv/h,以下同)
なお、駅名に足柄とあるんですが、ここは小田原市。
地形的に茶園とも関係なさげ。
小田原市にしても南足柄市にしても、茶園のありそうな山地は西の方。

小田原駅の駅ビルから出たところで、線量計は70nSv/hに定まった。
30n→70nの変化を確認するには、少なくとも3分ほどの待機が要る模様。
んで、食事のため箱根登山ベルジュを6階まで上ったのだが、線量に変化なし。
先日、高いところで測ると線量を誤魔化せるとかいう伝説がネタに
挙がってきたのだが、これは怪しくなってきた。

食事後、小田原ラスカの屋上に上がって調べてみたら50nSv/hになった。
この程度の差では騒ぐほどのことでもないが、もっと線量の高い地域なら
この差は大きくなる可能性はある。実際は汚れやすさの差と掃除の頻度による
違いかもしれないが、それもまた要因の一つ。伝説はあり得るということで。
っ[PLAUSIBLE]

次は、もっと西に向かってみる。
問題の地点からは逸れてしまうが、山のこっちゃとあっちゃでの違いを調べる目的。
小田原:70 → 早川:50 → 根府川:50 → 真鶴:60 → 湯河原:50 → 熱海:40 → 函南:40 → 三島:30 → 沼津:30
あっちゃ側、だいぶ違いますねぃ…と思ったが、沼津で駅から出た後70nSv/h
まで上がった。この謎が解けたのは、駅に戻ってきた後。その時点では70nSv/h
だったのだが、発車時間待ちの電車に乗って待つこと10分ほど。
なんと40nSv/hまで下がっている。発車する頃にはさらに30nSv/hまで下がった。
この現象はどうやら空調によるものらしい。
そういえば、熱海で乗り換えた後も空調点いてたっけか…?
雨雲が原因なら、大気中の水蒸気にも当然含まれている。ならば除湿すれば
線量は下がる。節電目的で車内の空調が切られている神奈川,東京では
確認できない有意義な現象でありました。

んでもって、次は御殿場へ。
標高450mなら雨雲が被り得るので、それなりの影響があるかもしれないということで。
沼津:30 → 大岡:30 → 下土狩:30 → 長泉なめり:30 → 裾野:40 → 岩波:30 → 富士岡:40 → 南御殿場:30 → 御殿場:40
さすが空調パワー、全然変化ワカンネ
てゆっか、ちょっと寒い。沼津では蒸してたのに。

駅から出たら70nSv/hというところは沼津と同じ。
この程度の標高差だけでは影響の差が顕れないみたい。
雨雲がぶつかるのは斜面なんで、平地じゃ影響出にくいといえばそうだ。
…ってことは、ちゃんと調べるには山に登んなきゃだめなのかメンドッチ
とりあえず、駅から200mぐらいのところにある公園で地面に近づけて測って
みたところ、予想に反して50nSv/hに減った。きっと子供達が遊べるように
確りメンテしてくれているんだろう。
その近くにある如何にもメンテされてなさそな池にも接近してみたが、
これも予想に反して60nSv/h。柵を越えると叱られそうなんで1mほど
離れていたからかもしんないけど。
で、駅前まで戻ってきたら先ほどの測定値通りの70nSv/hになったのだが、
電車待ってるうちに50nSv/hに減った。
もしかして、車通りあるところで増えるんとちゃうか?

最後は松田まで。
今度は空調がない。乗客もさっきから増えているのでなんかあぢぃぞ。
駅で待ってるときは寒かったのに。
御殿場:50 → 足柄:40 → 駿河小山:30 → 谷峨:40 → 山北:50 → 東山北:50 → 松田:50
なお、駅名に足柄とあるんですが、ここは静岡県。
問題の南足柄市は山の反対側。

で、ここでは川を調べてみる。
山に雨雲がぶつかったという仮定なら、川にも影響あるだろうということで。
6月に入って鮎釣り解禁のはずなんですが、人いませんねぃ。
まー、川魚には蓄積しやすいってのは確からしいんですが。
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…あれ?
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で、川傍に池を見つけた。ここならいろいろ溜まってそう。
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…あれ?
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地面に置いた方が線量少ないってことは、川や池より大気中の水蒸気の方が
線源として強力であることを意味する。
とりあえず、除湿の有効性は確認できたことだし、ドライペットでも
置いときゃインジャネ的な結論で。
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by denullpo | 2011-06-12 21:27 | ちょいマジ