ぬるぽを見かけたら 全力でぶっ叩くのみ


by Denullpo Smasher Hammerson
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数字の詭弁

先ほど某所で年収1000万がどーのこーのという話題が出たとき、
"そーいや年収900万から税率が10%増しになるんだよな。
税金対策どーのこーのって話もよく聞くしなぁ…"
…と思ったわけですよ。
年収8999999円なら税率23%で、
年収9000000円なら税率33%、その差90万円。
1円余計に稼いだがために、90万円損するわけだ。
これだけ聞くと、ひでー話である。

が、これは間違い。
所得税には、累進性要素を盛り込む際に生じるこういった矛盾を
解消するための対策がちゃんとなされている、抜かりはない。

所得税の詳細は、以下を参照のこと。
No.2260 所得税の税率|所得税|国税庁:

まず、ちょっとした勘違いがあった。
年収900万円"以下"が税率23%で、超えたら33%なのだ。
なので、線引きは9000000と9000001の間にある。

まず、1000円未満切り捨てルールを適用する。
¥9000000 → ¥9000000
¥9000001 → ¥9000000
同じになっちゃいましたが、税率は違うので御心配なく。

次に、税率を乗算。
¥9000000 × 23% → ¥2070000
¥9000000 × 33% → ¥2970000
切り捨てルールにより、ここで端数が出なくなった。素晴らしい。

次が肝心。所得税には控除額というのが設定されている。
この数字は伊達じゃない。いざ、減算。
¥2070000 - 636000 → ¥1434000
¥2970000 - 1536000 → ¥1434000
両者の違いは見事に吸収されました、ぶらぼー

…とゆことで、税金対策云々の話で税率は要素にならないと、
今更知ったのでありました。





[ついでにもう一ネタ]

ここでもう一つ思い出した話。
つい最近、戸籍に載ってる高齢者が実は既に死亡していることが発覚
というニュースが続出していたことは覚えているだろうか。
これを受けて、

"日本が持つ世界有数の長寿国というステータスはまやかしか?"

という反応は少なくなかった。
これは、一見関係ありそうで、実は全然関係ないことなのだ。
一見関係ありそうなだけに、ちょっと考えても解らないかもしれないけど。

では、ここで問題。

人口1億人、平均寿命80歳の国があります。
このうち、1万人が10年前既に死亡していることがわかりました。
この国の真の平均寿命は何歳でしょう?


これ、算数の問題として出題されてたらおそらく脊髄反射で
計算おっ始めてしまうであろう。これは、計算するのが間違いです。
正解は、80歳です。
我ながら凶悪極まりない引っ掛け問題である。
( ̄ー+ ̄|☆キラーン

どんなからくりかっつーと、説明すれば呆気ない話。
平均寿命というのは、死亡時の年齢を集めて平均をとる。
だからサンプルには、死亡が確定した人しか含まれない。
生存者は、ハナっから勘定に入ってないんです。
だから、生死不明の人を生存者扱いしていても
平均寿命の数字には全く影響しないわけで、Q.E.D.
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by denullpo | 2010-10-11 17:48 | 戯れ言